私は、エントリーシートを書くことが得意です。
自分のエントリーシートはもちろん、彼氏や友人のESを添削(もはやゴーストライターレベルの書き加え様だったかも)していました。
通過率は9割ほどです。
そして現在も、義妹のESを鋭意添削中です。
ESを書くことは、就活生にとってはめちゃくちゃ骨の折れることです。
文章を書くこと自体にも苦手意識がある人も多いと思うので、私なりの基本的なエントリーシートの書き方、注意点をここにまとめてみたいと思います。
会社がどんな人を欲しいのか、把握する
まず最初に、受ける会社の「理想の社員像」を把握することから始めます。
採用のためのホームページがある場合は、そこを見るのが手っ取り早いです。
「求める人物像」と直接的に記載してくれている場合はそれでOKですし、
それがなければ社長や人事担当者のメッセージから、繰り返し使われているキーワードを見つけます。
それもなかったら、社訓やスローガンから見つけていきます。
最近は企業ホームページが非常に充実していますし、すぐに見つけられると思います。
相手の理想に合わせて、エピソードの構成を決める
就職活動では、
「如何に自分が有能な人間か」をアピールするというよりも
「自分が会社にマッチした人間だ」ということを示すのが良いと思っています。
嘘をつくということではなく、自分が会社にマッチしている部分を積極的に見せることを意識して、ESに書けそうなエピソードを検討していきます。
と言っても分かりづらいので、例をあげながら説明します。
最初に把握した志望する会社の求める人物像が「チャレンジを恐れない人間」で、
その会社のESの『自己PR』欄に書く内容を検討すると仮定します。
何か大きな目標や理想を叶えるために挑戦ことがある人は、それを書けば良いです。
しかし、私を含め一般人はそんなエピソードなかなか持っていません。
だから、手持ちの経験を逆算して目標を設定し、再構成して「チャレンジを恐れない人間」っぽく書いていきます。
大したことのないエピソードでも、
自分で目標を設定して、それに向けて努力した結果であれば、見え方が全く変わるものです。
。から。までを、短めにする
いろいろな経験をしている人は、たくさん自分の話をしたくて、説明が長ったらしくなりがちです。
自分は自分の興味のあることを話しているので面白いかもしれませんが、
赤の他人、
しかも莫大な数のエントリーシートを「仕事」で読んでいる人事担当者からしたら、
面白くもなんともない可能性が高いです。
だから、出来るだけ1文を短めにして、頭にすっと入ってくる文章を心がけます。
とりあえず、読んでもらうことが大切です。
小難しい表現をしない
理系の学生や、自分の研究分野に自信を持っている学生に多いと思うのですが、
専門用語を多用するのは全然意味がないと思います。
エントリーシートを読む人事担当者がその分野に精通しているとは考えづらいですし、
専門用語を使ったからと言って優秀な学生に見える様なことは無いからです。
誰にでも分かりやすい、
できれば小学4年生くらいに説明する様な気持ちで文章を書くと良いと思います。
与えられた質問に、きちんと答える
質問の答えになっていない回答。
これが一番良く無いことです。
前のめりになりすぎて、質問に答えずに自分の話をしてしまうということのない様に、冷静に文章を書きましょう。
まとめ
就活は大喜利だ、なんていう人もいるくらいですから
堅苦しく考えすぎずにエントリーシートや面接に取り組んでもらいたいと思います。
特に書くことがない、どう書いていいかわからない、という人は
今回説明した様に「会社の求める人物像」という軸を持って
手持ちのエピソードを引っ張り出してあげてください。
指針があるだけで、とても文章が書きやすくなりますよ。
コメント