【話題の美容法】オイル洗顔を始める前に知っておきたい3つのこと

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最近SNSなどで話題なのが、ベビーオイル洗顔。

効果やその理論について様々な意見が見られますが、試したり論じたりする前に知っておきたい3つのことをお伝えします。

導入:そもそもベビーオイル洗顔とは?

ベビーオイルでメイククレンジングを行うことを「ベビーオイル洗顔」と呼んでいます。

この方法はジョンソン®︎ベビー公式ホームページでも紹介されているもので、メイクにベビーオイルを馴染ませた後、ティッシュ等で優しくオイルを吸い取る方法です。

基本的にはそのあとに水や洗顔料を用いた洗顔は行いません。

スキンケア | 大人のベビーオイル美容法ガイドブック ジョンソン®ベビー
「大人のベビーオイル美容法ガイドブック」。ベビーオイルをご自身の美容のために購入されている女性に向けて 、「14のぷるふわ法」の中からスキンケア用のベビーオイルの使い方をご紹介

これを応用して、様々なキャリアオイルを用いてクレンジングをする方が増えているようです。

ベビーオイルとクレンジング料の違いって?

ベビーオイルとクレンジング料の大きな違いは、界面活性剤の有無にあります。

ジョンソン®︎ベビーのベビーオイルを例にとりますと、その成分は「ミネラルオイル、酢酸トコフェロール」の2種類であり非常にシンプル。シンプルな構成に加えて、赤ちゃんに使用できる製品であるため、肌に優しそうな印象を受けます。

https://www.johnsonsbaby.jp/oil/johnsons-baby-oil-unscented#成分

続いてクレンジング料の成分を見てみます。

今回は、@コスメのオイルクレンジングランキングで1位だったファンケルのマイルドクレンジングオイルの成分を参考にしてみました。

エチルヘキサン酸セチル、ジイソノナン酸BG、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20、(カプリル酸/カプリン酸)カプリリル、オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、グリセリン、ジカプリリルエーテル、ジメチコン、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、メドウフォーム油、ジグリセリン、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、ダイズ油、ステアリン酸イヌリン、トコフェロール

以上が全成分です。

このなかで「オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20」が、界面活性剤です。

界面活性剤とは?

高校の化学でも習いますが、界面活性剤とは3つの性質を持つものです。

  1. 水に溶けて、表面張力を低下させる効果。
  2. 水と油を混じり合わせる効果。
  3. 粉末を水に散らばらせる効果。

この3つの効果です。

クレンジングにおいては、特に2番目の「水と油を混じり合わせる効果」を使ってメイクを落とす目的で使用されています。

これはメイクを落とし清潔な状態にするのに必要な効果ですが、

お肌の美しさを保つために必要な油分というのも、肌上には存在します。

例えば、セラミドや脂肪酸、コレステロール等で構成される細胞間脂質などです。

これらが不足するとお肌のバリア機能が低下し、乾燥肌や敏感肌の元となってしまいます。

サッポー美肌塾 https://sappho.jp/wp/kougi/kougi_281.html より

「界面活性剤はそのような必要な油分まで落としてしまっているのでは?」といった考えから、界面活性剤が不使用のものの方が肌に良いと考えられているようです。

ベビーオイル洗顔にはどんな効果があるの?

これまでのスキンケアで細胞間脂質やNMF(水溶性の潤い成分)が流れてしまうことが原因で、肌状態が芳しくなかった、という方が効果を感じやすいようです。

例えばアトピー性皮膚炎の方や乾燥肌の方は、バリア機能が損なわれない若しくは強化されることによって、炎症が和らいだり治ったりすることがあると思います。

また、SNSの口コミではそれ以外にも

  1. 肌のキメが整った。
  2. 毛穴に詰まっていた角栓が取れた。
  3. 毛穴が小さくなった。

といった複利を感じている方もいるようです。

まとめ

スキンケアにおいては、成分や理論では言い尽くせない部分が多いため、合う合わない、正解不正解が机上では判断しづらいのが現実です。

しかし以上のような知識を持っておくことで、やみくもに試してお金を無駄にしたり肌の不調に悩まされることが減ると思います。

適切な知識を基に自分の肌と向き合い、自分にあったスキンケアを選べるようになりたいものです…。

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